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少ない睡眠時間でも平気?「ショートスリーパー」の特徴

投稿日:2016年3月18日 更新日:

「私、1日2時間しか寝なくても平気」、「あの人は、ショートスリーパーだから寝なくても大丈夫」などなど、最近ショートスリーパーという言葉が流行してきていますよね。
このショートスリーパーというのは一体何なのでしょうか。ショートスリーパーの特徴や普通の人との違いについてご紹介していきます。

ショートスリーパーとは

ショートスリーパー
“ショートスリーパー”(短眠者)というのは、その名の通り睡眠時間が短い人を指します。
平均的な人間の睡眠時間は、おおむね6~9時間程度です。これに対して、6時間以下の睡眠で過ごせる方をショートスリーパー、逆に9時間以上の睡眠が必要な方をロングスリーパーと呼びます。

睡眠というのは、レム睡眠(浅い眠り)とノンレム睡眠(深い眠り)が交互に行われていますが、ショートスリーパーの人の場合、レム睡眠の時間が短くなっているため、その分少ない睡眠時間で過ごせることになります。

なお、間違った認識をされていることが多いところですが、ショートスリーパーは単に睡眠時間を短くしている人ではなく、短い睡眠時間でも問題なく生活できる人を指します。仕事などが忙しくて睡眠時間が取れず、寝不足となっている方は短眠者ではありません。状況問わず、常に短い睡眠時間で過ごし問題なく生活できている方のことを指します。

ショートスリーパーといえば、芸能人では明石家さんまさん、みのもんたさん、上戸彩さんなどが有名です。歴史上の人物ではエジソンやナポレオンなどもショートスリーパーだったと言われています。ショートスリーパーの方は4時間以下の睡眠で生活している人が多く、中には毎日2時間程度の睡眠で生活している方もいます。

ショートスリーパーのメリット

ショートスリーパーのメリット
ショートスリーパーとなると、1日2~3時間の睡眠でも、日々の生活を過ごせるようになります。例えば夜中遅くまで起きていることも可能ですし、電車や車などの移動中に睡眠を取るだけで、後は寝ずに過ごすこともできてしまいます。

このため1日の活動時間が増え、仕事やプライベートに費やせる時間がかなり増えてきます。「日々忙しく自分の時間が持てない」、「やりたいこと、やるべきことが多くて困っている」という方には、ショートスリーパーの力は絶大です。
短い睡眠時間に慣れると、電車で移動中に1時間眠り、タクシーの移動中で1時間眠り、1日計2時間で過ごすような生活ができる方もいるようです。

誰でもショートスリーパーになれるの?

結論から言えば誰でもなれます
まず、ショートスリーパーというのは遺伝が関係していると言われており、2009年に米カリフォルニア大学が「DEC2」という遺伝子を彼らが共通して持っていることを発見しました。「DEC2」の遺伝子を受け継いでいる方は、特に意識しなくともショートスリーパーになれるようです。

「DEC2」の遺伝子を持っていない方の場合は、自然にショートスリーパーになることは難しいようですが、意識的に努力することでなることはできます。方法としては、1日6時間、1日5時間、1日4時間と徐々に睡眠時間を減らしていき、短い睡眠で過ごせるように身体のリズムを慣らすことで、ショートスリーパーに近づいていきます。
「仕事が忙しく睡眠時間が少ない日が続いていたらいつの間にかそれに慣れてしまった」といった経験がある方もいるかもしれません。それはある意味、短眠者への第一歩と言えます。

ただし、こういった意図的に造りあげたショートスリーパーと、「DEC2」遺伝子を持っている純粋なショートスリーパーとでは、完全にイコールな特性となるかは未だ解明されていません。また意図的に造りあげた場合ですと、一度睡眠時間や生活リズムを元に戻してしまうと、ショートスリーパーでなくなってしまうこともあるので、この点は頭に入れておきたいところです。

健康面への影響は?

ショートスリーパーの健康面の影響
気になるのが健康への影響の部分。「DEC2」遺伝子を持ったショートスリーパーですと、レム睡眠だけが短くなりノンレム睡眠は短くならない傾向がありますので、健康にはそれほど影響はないとも考えられます。

一方で、「DEC2」遺伝子を持たず意図的にショートスリーパーになった方ですと、レム睡眠とノンレム睡眠両方が短くなっている場合がありますので、この場合健康に悪影響を及ぼす可能性はあります。(ノンレム睡眠が短くなるとホルモンバランスや自律神経が乱れるため)

健康そのもののようなショートスリーパーの方も多いですが、やはり睡眠不足というのは身体には負担をかける可能性が高いため、身体に全く影響はないとは考えない方がいいかもしれません。

さいごに

いかがでしたでしょうか。
このようにショートスリーパーとなると、日々の生活を圧迫する睡眠時間が少なくて済むため、”時間”をより効率よく使うことができるようにになります。
ただし、健康にどの程度影響を及ぼすかははっきりとしていないため、その点は注意したいところです。

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