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毛布は洗濯機で洗えるの?自宅での正しい洗い方と最適な保管方法

   

【目次】自宅で毛布をクリーニング!毛布洗いのポイント

1.自宅で毛布を洗う前に必要な準備と注意点
2.自宅で毛布を洗濯するときの注意点
3.自宅で洗った毛布を乾燥させるときの注意点
4.毛布の保管方法
5.毛布の洗い方と乾かし方、保管方法のまとめ

1.自宅で毛布を洗う前に必要な準備と注意点

(1)素材の確認洗濯タグを確認する

自宅で毛布を洗う時は、洗濯用タグをよく確認しましょう!

毛布に限らず、洗濯をするときには必ず洗濯物の素材を見極めなければなりません。洗濯の仕方は素材の繊維によって異なりますから、誤ると取り返しのつかないダメージを与えてしまうことがあります。
通常、毛布の隅には素材を書いたタグがついており「綿100%」「ウール100%」など、毛布の繊維の種類が書かれています。また、素材のタグの付近には洗濯の方法を書いたタグが付いており、素材によってどのような洗濯をしたら良いのか絵と文字で示されています。
基本的に、この洗濯タグに従って行えばまず失敗することはありません。

(2)洗濯ネットを活用する

洗濯ネットを使えば、クリーニング代を節約して毛布を洗うことができます!

毛布は大きく重量があり、手洗いなどできちんと洗濯をこなすことはまず不可能なため、洗濯機にかける必要があります。そこで、毛布洗いに便利なのが「洗濯ネット」です。
おしゃれ着や下着などを洗うときに、洗濯ネットに入れて洗ったことはないでしょうか。洗濯ネットに入れておくことで、衣類の洗濯によるダメージを抑えることができますよね。毛布の場合も同様で、洗濯ネットを使うと洗濯による痛みを軽減してくれる上、作業自体も楽になるのです。
当然ですが、洗濯ネットには毛布が入るだけの大きさが必要です。毛布は筒状に丸めて入れますので、それが入りやすい形の物をがおすすめです。百円ショップやホームセンターなど、身近なお店で簡単に入手することができます。

(3)洗濯機への毛布の入れ方

毛布を洗濯機に入れるときは、「屏風畳み」が便利です

ネットに入れる際に気をつけることは、毛布をきちんと筒状に丸めて入れることです。特に厚手の毛布の場合、きちんと筒状にたたんでおかないと洗濯機に入りません。最近の洗濯機は10キロ以上の洗濯ができる大型の物が多いですが、少なくとも8キロ、9キロなどの洗濯機でないと、厚手の毛布を洗うことは困難です。
まずは洗濯槽のサイズをよく見て、そこに入る大きさに毛布をたたみます。特に洗濯槽の深さよりも縦の長さを短くするようにします。洗濯の際毛布は水に浮いてきますので、縦の長さが長すぎると上の方が水面より浮いてしまいがちです。
たたむときには、毛布の短い方を屏風のように三つ折りにします。すると細長く、短冊状になりますので、それを端から丸めて、ロールケーキのような形にします。これを洗濯ネットに入れます。

(4)洗濯機の中蓋がある場合は必ず使う

中蓋付きの洗濯機は中ぶたを忘れずに使うこと

毛布洗いコースのついているような洗濯機では、毛布洗い用の洗濯槽の中蓋を用意している場合があります。中蓋は毛布が洗濯の途中で水に浮いてくるのを防いでくれるため、この蓋が使える洗濯機の場合は、必ず使いましょう。
洗濯ネットに入った毛布を洗濯機に入れるのは、かなりの重労働です。このとき、洗濯機の縁などに毛布を引っかけたりすることを避けるためにも、洗濯ネットに入れるのは有効です。洗濯機に毛布を入れて中蓋を閉めたら、洗濯機のマニュアル通りにコースを洗濯します。

2.自宅で毛布を洗濯するときの注意点

(1)毛布を自宅で洗う時の洗剤の選び方

毛布を洗う時は液体洗剤が必要です

自宅の洗濯機で毛布を洗う時に使用する洗剤は、液体洗剤がお勧めです。粉洗剤を使用すると、毛布のようなものの場合は特に溶け残りが起きやすいためです。
また、柔らかさを保つためには柔軟剤も効果的です。併せて投入しましょう。

(2)毛布のフェルト化はなぜ起こる?

毛布の洗い方を間違えるとフェルトのような材質になってしまいます

もう一つ、とても重要なことがあります。それは毛布の素材にウールやアクリルが含まれている場合です。
ウールやアクリルのような繊維は、「熱」と「湿気」と「圧力」がかかることによってフェルト化するという性質があります。フェルト化とは、繊維同士が絡み合って癒着してしまうことです。洗濯したらセーターがごわごわになったり、縮んでしまった、というのはこれに当たります。
毛布でもウールや、ウールに近い素材が入っているときにはこのようなことが起こります。洗濯マークに衣類の洗い方が書かれているのは、このような洗濯による変質を防ぐためなのです。

(3)毛布のフェルト化を防ぐために

毛布を洗う時はお風呂の残り湯を使ってはいけません

クリーニング店では、ウールのように湿気で変質するような素材にはドライクリーニングを行います。ドライクリーニングでは、”ドライ”の名の通り水を使わず、水以外の溶剤で洗濯します。
ただし、家庭で毛布を選択する場合は水を使わざるを得ないため、フェルト化の要因である「熱」「湿気」「圧力」の三つを揃えないように注意しなければなりません。「熱」を避けるために、洗濯には必ず水を使います。水の温度は20度前後より低くします。風呂の残り湯などを使用せずに、常温の水を遣えば問題ありません。

(4)洗濯機で毛布を洗う手順

洗濯機を使った毛布の洗い方

おしゃれ着洗いやドライコースといったコースを利用して、洗濯機を静かに回転させます。毛布に水分をしみこませたら停止させて、その後しばらく洗剤水にどっぷりつけておきましょう。標準コースの洗いの倍程度の時間が必要です。
しばらく経ったら、1~3分程度を目安に短く脱水をかけます。あまり圧力をかけてはいけないのですが、脱水は水流の回転よりも繊維にダメージが少ないので、短時間であれば問題ありません。
すすぎの段階でも、洗濯の時と同じように静かに洗濯機を回転させます。洗濯の時間の半分から三分の一ほどの時間です。このすすぎの行程を、最低でも3回以上繰り返します。
なお、綿が100%の毛布の場合はフェルト化が起きませんので、洗濯の方法も特に変わったことをする必要はありません。標準の洗濯コースで、少し長めに設定すれば大丈夫です。

3.自宅で洗った毛布を乾燥させるときの注意点

(1)空気を通しながら天日に干す

毛布は天気が良い日に干しましょう

毛布の乾燥は、大きな場所が必要ですから、やはり天気の良い日に表に干すことをおすすめします。綿の毛布に比べると、ウールやアクリルの毛布の方が水切れがよく、乾かすのが簡単です。きちんと広げて干すだけでよく乾きます。
毛布のような厚手のものを効率よく乾かすためには、二つ折りに干したときに、その間に空気が入るようにする必要があります。二本の物干し竿に渡してかけたり、干した毛布の間にハンガーなどを差し入れるようにして、毛布の生地の間に空気が通るように工夫しましょう。もしそれが無理なら時々乾き具合を確認し、裏返してまんべんなく日が当たるようにしてあげましょう。

(2)タンブラー乾燥機を使う時は

できれば毛布を乾かすのに乾燥機は使わないほうが良いでしょう

毛布を乾かすのには天日干しが一番なのですが、やはり大きいものなのでなかなかそれが叶わない場合もあります。
天候が思わしくないときや乾きの悪いとき、タグで使用を禁止されていなければ乾燥機を使いましょう。乾燥の際にも洗濯の時に使ったネットの中に入れると、素材の痛みを軽減することができます。

4.毛布の保管方法

(1)毛布を保管するときには防虫剤を

防虫剤を入れておくと布団が虫食いにあいません

衣替えの季節など毛布を長期間しまっておく際には、上記の方法で洗濯を行いしっかりと乾かしてから、ほこりを避けることができる保管用の袋に入れて収納します。虫食いなどを防ぐために、防虫剤なども一緒に入れておきましょう。
寝具として使うものですから、天然由来の素材のものを使用すると良いですね。
保管場所には湿気の少ない場所を選びましょう。押し入れに収納する場合、上段の方が湿気が少ないです。

(2)圧縮袋を使用する際のポイント

圧縮袋を使って毛布を収納するときは防虫剤は使いません

省スペース対策として、圧縮袋にしまうという手もあります。羽毛布団ほど小さくはなりませんが、たたんだ状態から崩れにくくなるので、収納や移動に大変便利です。
圧縮袋を使う場合には、防虫剤は必要ありません。きちんと圧縮できていれば虫が混入することもないからです。

毛布の洗い方と乾かし方、保管方法のまとめ

毛布の洗い方、乾かし方と保管方法まとめ

1.毛布を洗うときには、洗濯タグを確かめる。

ウールやアクリル素材はフェルト化を避けるために、水で洗い、洗濯機の回転は緩やかに。液体洗剤と柔軟剤を使いましょう。

2.毛布を乾かすときには、風通しを良くする。

生乾きは臭いの元になるため、どうしても乾きが悪ければタンブラーを使いましょう。

3.保管には防虫剤が効果的。

ただし、圧縮袋を使用する際に防虫剤は使いません。乾燥した場所を選んで保管しましょう。

自宅で毛布を洗濯して、クリーニング代を節約しよう

いかがでしたでしょうか?
家中にある毛布を全てクリーニングに出していると、費用もかさんでしまいます。
コツさえつかめばおうちでもしっかりと洗濯できますから、興味のある方はぜひお試しくださいね。

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