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睡眠に関する知識

眠りが浅いと感じる時に!睡眠の状態と原因・弊害などを解説

投稿日:2017年9月29日 更新日:

眠りが浅いと感じるときとは?

「眠りが浅くてなんだか疲れが取れない……」とお悩みの方も多いのではないでしょうか。

眠りが浅いせいか、脳が冴えているような感覚がして“夢”ばかり見るという方も多く、慢性的な疲労感につながります。
生活習慣を整えることや生活環境を変えることも、眠りの指標である睡眠深度を高めるには効果的です。

ここでは、眠りが浅い状態とはどんな状況にあるのか、眠りが浅いことにつながる原因・眠りが浅い状態が続いた結果に訪れる弊害などについて詳しく説明しています。

どんな状態にあるの?

レム睡眠の特徴とは?

眠りが浅いと感じる睡眠の状態を『レム睡眠』といい、逆に眠りが深いと感じる睡眠の状態を『ノンレム睡眠』といいます。

このレム睡眠とノンレム睡眠という言葉は皆さんご存じかもしれません。

レム睡眠の基礎知識

レム睡眠の特徴は身体が深い眠りに落ちているのに対して、脳が起きているような状態なので浅い眠りと感じてしまうこと。

夢を見るのもレム睡眠の時で、身体が深い眠りの状態にあり脱力していることから、俗に言う『金縛り』もレム睡眠の時に起こります。

また、身体的特徴として、非常に速く眼球がキョロキョロと動く『急速眼球運動』が挙げられ、この急速眼球運動(Rapid Eye Movement)の頭文字をとって『REM睡眠』と表記します。

眠りのサイクルである、「レム睡眠」と「ノンレム睡眠」については、こちらの記事に詳しく解説しているので、ご参照ください。
レム睡眠とノンレム睡眠を繰り返す!眠りのメカニズム

眠りが浅くなる原因とは

眠りが浅くなる原因はさまざまですが、生活の中で考えられる原因について見ていきます。

体内時計の乱れ

体内時計とは、脳にある「1日周期」で生体リズムを刻む時計のような機能のことを指します。

体内時計が乱れることにより、睡眠の質が低下するだけでなく、さまざまな身体機能の低下を招きます。

夜勤がある仕事のシフト勤務や暴飲暴食・夜間の睡眠環境の悪化などで、体内時計は乱れていきます。夜間の睡眠環境とは光環境を指し、PCやスマホなどのブルーライトにより、現代人は眠りの質が低下しているといわれています。

ストレスなどの精神的負担

ストレスを感じるなどの精神的負担が大きくなると、脳が興奮してしまい眠りが浅くなりやすくなります。

ストレスがあまりにも強くなると『うつ状態』を引き起こし、本格的な睡眠障害(不眠症)につながる危険性も。不眠症になると睡眠薬などの医薬品が必要なケースもあります。

自立神経やホルモンバランスの乱れ

自律神経は、起床時に優位にある『交感神経』と睡眠時に優位に働く『副交感神経』があります。

自律神経が乱れてしまうと、交感神経が夜間に活発的になるため、浅い眠りへとつながります。

睡眠に関わるホルモンとして女性特有の女性ホルモンがあります。卵胞ホルモン(エストロゲン)と黄体ホルモン(プロゲステロン)といい、これらのホルモン状態によって、女性は眠りの質が左右されてしまうことが多くあります。

メラトニンの不足

『メラトニン』という脳の松果体から分泌されるホルモンは、別名『睡眠ホルモン』とも言われています。

メラトニンは光(明るさ)によって分泌量が変わるホルモンです。明るい光の下で過ごすと分泌される量が減り、夜間や暗いところで過ごすと分泌される量が増える性質を持っています。

つまり夜間に光を多く浴びてしまうとメラトニンの分泌量が減り、眠りが浅くなってしまうことに。

PCやスマホなどのブルーライトには注意が必要とされるのも、メラトニン不足になるのを防ぐためです。

睡眠効率を下げる病気の存在

眠りが浅いと感じる方の中には、さまざまな疾患にかかっている危険性があります。

睡眠呼吸障害である、『睡眠時無呼吸症候群』が代表的です。

その他にも『むずむず足症候群』や『レム睡眠行動障害』・『睡眠状態誤認』などの睡眠障害があります。こういった病気の可能性がある方は、治療が必要なこともありますので、専門の睡眠クリニックなどの医療機関を受診することを検討した方がいいでしょう。

不眠症・過眠症などの可能性がある場合には、睡眠外来といわれる医療機関への相談をおすすめします。不眠症・過眠症についてはこちらの記事に詳しく解説していますので、ご参照ください。
不眠症・過眠症だけじゃない!注意すべき睡眠障害の種類と症状

どんな弊害があるの?

寝不足の弊害について

眠りが浅いことによって日常生活にどのような弊害があるのでしょうか。

日中の眠気

眠りが浅いと睡眠不足状態になり、日中に眠気が襲ってくることがあります。

日中の眠気は仕事や学校生活に影響してくる問題になることも……。

日中の眠気覚ましに「カフェイン」を含む飲料(コーヒー・紅茶・緑茶など)を摂取する方法もありますが、服用時間によってはその日の夜に影響することや、最悪の場合には、「急性カフェイン中毒」になることもあるので十分に注意して摂取することがポイントです。

疲れが取れない

眠りが浅い状態をレム睡眠とご紹介しました。レム睡眠は身体の熟睡状態にあり、脳は起きている状態。つまり、脳が休息を取れていない状態にあります。

肉体的には休みを取れている状態ですが、脳が疲労していると人間は疲れを感じ、慢性的な疲労感を覚えるようになります。

ノンレム睡眠とレム睡眠のサイクルが正常化されることで、脳も身体も十分に休息をとることができ、慢性疲労の症状も緩和されます。

寝た気がしない(満足感がない)

眠りが浅いレム睡眠の時には、夢を見ていることも。

夢を見ている状態では、覚醒している時と変わらないような脳の疲労感を覚えます。

寝足りない・熟睡感がないと感じる方は、睡眠のサイクルを正常化するためにも日常生活で行える「睡眠の質を向上」させる具体策について専門家に相談することも視野に入れてもいいでしょう。

睡眠の質を向上させるメリットや具体的な改善方法・対策法については、コチラの記事で対処法をご紹介しています。ご参照ください。
睡眠の質を向上するメリットと改善に必要な環境とは

原因を除去して良い睡眠を!

眠りが浅いと感じる原因は極身近にあるかもしれません。

ベッドやマットレス・枕などがご自分に合っていないなどの寝室・寝具の問題や、日常生活の何気ない行動や睡眠習慣などに問題がある場合もあります。

眠りが浅いと気づいた時には、生活に何かしら弊害が起こっている可能性があるので、睡眠不足のリスクを回避するような行動を取ることが重要なポイント。

ご自身の睡眠状況を知って熟睡できる環境づくりや生活習慣の改善を図っていきましょう。

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