夢を忘れるのはどうして?覚えているものとの違いや特徴などまとめ

夢を忘れるのはどうして?覚えているものとの違いや特徴などまとめ

夢を見る脳

みなさんは最近どのような夢を見たでしょうか?
寝ているときに見る夢は、良い夢である場合もあれば、うなされるほど悪い夢を見るときもあります。良い夢であれば起きた後も覚えていたいものですが、そんな夢ほど簡単に忘れてしまい、反対に忘れてしまいたいような悪夢ほど頭から離れない、そんな経験はありませんか?夢を自由に忘れたい、その逆に覚えていたいと思う方も多いのではないでしょうか。

そこで今回は、忘れる夢と覚えている夢の特徴や、夢を忘れるコツについてご紹介していきます。

忘れる夢について

何か夢を見ていたはずなのに、起きたら何も覚えていなかった。そんなときの夢には一体どのような特徴があるのでしょうか。

まずは、忘れる夢について解説していきます。

忘れる夢の特徴

睡眠にはレム睡眠とノンレム睡眠という2つの種類があり、この2つを一晩でおよそ4回ずつ交互に繰り返しています。このことは皆さんもご存じかもしれません。

ノンレム睡眠時に人間は、脳を休ませ、身体を回復させることをしています。起きているときに経験した嫌なことの記憶を和らげストレスを減少させ、成長ホルモンを多く分泌することで、身体の成長や細胞の修復などをおこなっている時間です。人間にとって非常に重要な時間であることから、睡眠の約7割の時間がこのノンレム睡眠にあてられます。

ノンレム睡眠のときは脳が休んでいるため、見る夢は抽象的で意味がわからない内容であることが多く、起きたあとに覚えていることはあまりありません。ですから、忘れる夢というのは起きる直前の眠りがノンレム睡眠であったときに見た夢、ということです。

覚えている夢について

覚えている夢

では反対に、起きた直後に自分でも驚くほど、鮮明に覚えている夢はどのようなときに見るのでしょうか。
そして、その仕組みはどのようなものなのでしょうか。見ていきましょう。

覚えている夢の特徴とは?

ノンレム睡眠と交互に訪れるレム睡眠は、起きている間の記憶や体験を整理するための時間。学習したことや経験・情報がきちんと記憶されるのは、この睡眠時の働きによるものなのです。

レム睡眠時は記憶や体験を処理するために脳が使われているため、脳の一部は起きているときと同じように活動しています。また、レム睡眠中の特徴は、とても早いスピードで眼球が動き続けている状態であることも挙げられます。

人間は寝ている間も目が動き続けており、この眼球運動がおこなわれているときに夢を見るのですが、レム睡眠中は特に活発です。そのため、レム睡眠中に見る夢は鮮明でストーリー性があり、起きたあとも覚えている可能性が高くなっています。

イヤな夢を忘れる方法について

夢

起きる直前がレム睡眠であったときに夢を覚えていることが多いのですが、場合によっては覚えていたくないイヤな夢を見てしまうこともあります。
ここでは、そんなときのための対処法をいくつかご紹介していきます。

忘れようと努める

イヤな夢や悪夢はできれば見たくないもの。このような夢は、起きている間に現実でおこった仕事や勉強などのストレスを軽減させようとしている脳の働きです。脳はイヤな経験やモヤモヤした感情を整理し、処理しているのですが、その過程で溢れてきたものが夢となって現れます。夢を見ることで、人間はイヤな記憶に囚われ続けることなく精神を健康に保つことができるのです。

悪夢を見ることはストレスを軽減させようと脳が頑張っている証拠である、という風に前向きにとらえ、すぐに忘れてしまうように努めるといいでしょう。また、夢のイメージを作り出す海馬は短期記憶を得意とし、長期記憶ができないため、忘れようとしてしまえば意外とあっさりと忘れられることも多くなっています。

気分転換を図る

イヤな夢を見たことがさらにストレスになって忘れたいけど頭から離れない、という場合もあるかもしれません。

そんなときは、スポーツをして身体を動かしたり、映画や本に没頭したり、手芸をしたりするなど、何か他のことに頭や身体を使って気分転換をするのが一番です。また、友人や家族に夢の内容を話してしまうのも一つの手段。誰かに話すことで気持ちの整理がつき、自然と忘れてしまうことも多くあります。

違うことを考える

見た夢の内容とは関係がない、全く違うことを考えるのもいいでしょう。
夕飯に何を食べようかと考えをめぐらすというだけで、案外簡単に夢は忘れてしまうことも多いものです。

寝る前に夢のことを考えない

イヤな夢を見たあとその夢のことばかり考えていると、次の日も同じようにイヤな夢を見てしまいます。解説してきたように、レム睡眠中は起きているときの記憶や経験を整理し、イヤな出来事を処理するために夢として現れることがあるからです。

「悪夢がストレスとなって、そのストレスを軽減するためにまた悪夢を見る……」

そんな悪循環を引き起こさないためにも、寝る前には夢のことを考えないようにしましょう。穏やかな音楽を聞きながら寝たり、就寝前に小説や漫画読むなどしたりすると効果的とされています。

良い夢なら覚えていたい?

睡眠にはノンレム睡眠とレム睡眠があり、それぞれ違う特徴をもちます。夢もこの2種類の睡眠と深く関連性があり、ノンレム睡眠のときに見た夢は忘れやすく、レム睡眠のときに見た夢は覚えている場合が多いことを解説してきました。悪い夢にも現実のストレスを処理しているという一面があり、一概に悪いものとはいえません。しかし、悪夢がさらなるストレスを引き起こす場合もあるため、イヤな夢を忘れる方法を実践してみてくださいね。

イヤな夢は早く忘れてしまいと思いますが、起きた後も覚えていたい良い夢を見ることもあります。見た夢を忘れないようにするためには、夢日記をつけるのが効果的です。朝起きた瞬間、忘れないように見た夢の内容をメモしておくことで、後からでも夢の内容を思い出すことができるのです。良い夢は、夢日記をつけて覚えておきましょう!

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