高級なホテルに泊まると、美しくあつらえられたベッドで眠ることができます。利用者が快適に眠ることができるように工夫されたベッドは、ホテルに宿泊する楽しみの1つではないでしょうか?ホテルで過ごす際だけでなく、自宅でもホテルのように整えられたベッドで気持ち良く眠りたいと考える方もいらっしゃるでしょう。
そこで今回は、ホテルで用いられているベッド用品や、自宅のベッドをホテルベッドのようにベッドメイクする方法をご紹介します。
近年流行している「デュベスタイル」って何?
ホテルのベッドメイクのスタイルとして近年流行している、デュベスタイルをご存じでしょうか。デュベとはフランス語で羽毛布団のこと。そしてデュベスタイルとは、羽毛布団を使ったベッドメイキングのことです。
今までのベッドメイキングでは、ベッドカバーとともにシーツの端をマットレスに挟み込むスタイルが一般的でした。しかし最近は、デュベスタイルでベッドメイキングをしているホテルが非常に多くなっています。
組み合わせを楽しめる「ベッドスプレッド」
ベッドスプレッドとは、羽毛インナーの入っていない掛けカバーのことです。
「ベッド本体に掛けるカバー」と「枕部分のカバー」が別々に分かれているため、組み合わせ次第でさまざまなバリエーションを楽しめます。枕とベッドを同じ柄のカバーで統一することもできますし、好みによって枕部分だけカバーを外したり、替えたりしても良いでしょう。ベッドスプレッドを、デュベスタイルでメイキングされたベッドの上に掛けてもきれいです。
「ベッドスロー」でベッドにアクセントを
ベッドや寝室にアクセントを加えたい場合は、ベッドスローの使用もおすすめです。ベッドスローとはベッドの上の足元に掛ける細長い布のこと。ホテルでは、白いベッドカバーの上に濃い色のベッドスローが掛けられるケースが多く見られます。ベッドカバーの上にベッドスローが掛けられていることが、ホテル側からの「ベッドメイキングが完了した」というシグナルとなる場合もあります。
ベッドスローはただの飾りではありません。海外では実用的なアイテムとして使用されています。屋内でも土足で生活する海外では、土足でベッドに横になる際にベッドを汚さないよう、靴に当たる部分の汚れ除けのためにベッドスローを置くようになりました。また、ベッドの上で荷物を整理する際にも、荷物をベッドスローの上に置くことによってベッドを汚さずに済みます。もちろん、ベッドスローは部屋のアクセントとして、日本のホテルでも多く取り入れられているアイテムです。
ホテルのベッドメイクを自宅でも
自宅でホテルの定番ベッドメイクに挑戦する際は、まずマットレスの上に汗を吸収するためのベッドパッドを敷いてください。ホテルの場合、その後メイキングシーツでマットレスを包むケースが一般的ですが、家庭では手軽に使用しやすいボックスシーツを使うと良いかもしれません。
マットレスのメイクが完了したら上からアッパーシーツを掛け、さらに羽毛のベッドカバーをかぶせましょう。首元部分でアッパーシーツを折り返し、布団の汚れを防止すればメイク完了です。
デュベスタイルにする場合は、デュベカバーの中に羽毛インナーをセットし、メイクが完了したマットレスの上にかぶせてください。寝ている最中にデュベカバーが落ちたりずれたりすることを防ぐために、裾の部分をマットの下に巻き込めばメイク完了です。
アクセントとしてベッドの上にベッドスローを掛けると、さらにホテルのような雰囲気になります。
おわりに
ホテルの美しいベッドメイクは難しそうに見えますが、ベッドスローやデュベカバーを用いれば、自宅のベッドもホテルのようなベッドに早変わりします。ホテルと同じベッドメイクをすることで、部屋が一気に華やかになるはずです。高級感溢れるベッドでいつもとちょっと違うぜいたくな睡眠を楽しみましょう。