夢を見ない方法はあるの?夢による疲労を防ぐ2つの方法

夢を見ない方法はあるの?夢による疲労を防ぐ2つの方法

夢を見ない方法を探している方が多いようです。
というのも、夢を見すぎることで疲れてしまい、起床してからも強い疲労感を感じてしまう人が増えているようなのです。
恐ろしい悪夢を見て起きたときにどっと疲れていた、なんて経験は誰にでもありますよね。
今回は、夢を見すぎない方法と悪夢の原因について、詳しくご紹介してまいります。

なぜ夢を見ると疲れるのか

睡眠の役割

眠ることにはどんな効果があるの?

夢について考えるためには、まず睡眠とは何かを知る必要があります。
睡眠には様々な効能がありますが、特に以下の機能は生きるのに欠かせない大切な役割を担っています。

  • 疲労回復
  • 免疫機能の強化
  • ストレス解消
  • 成長ホルモンの分泌を促す

人間の体は適度な睡眠によって維持されていますから、これがうまくいかないと体や脳がすぐに“故障”してしまいます。
起きている間はずっと脳が活動しています。いろいろな物を見たり聞いたり、話したり、運動したりというように、脳をフル回転させているため、脳の温度がかなり高くなっているのです。そのため、どこかで脳の熱を冷ます必要があります。それが睡眠です。

ストレスと睡眠

精神的負担と不眠

また、睡眠をとることは、心の健康を保つことでもあります。これは記憶の整理ともつながるのですが、人はレム睡眠中に昨日起こった出来事の取捨選択を行なって、いらないものは忘れるようになっています。一晩たつと、嫌なことの記憶がうすれていることがあるのは、このためです。浅い眠りであるレム睡眠は、うつ病を予防してくれているわけですね。ただし強烈な印象が脳に刻み付けられてしまうとトラウマや心的外傷後ストレス障害となって、いつまでも尾を引いてしまうということが起こります。
当たり前のようですが、やはり健康的に活動するためには質の良い睡眠を保つことが大切なのです。

“夢疲れ”を避ける方法【1】レム睡眠を減らす

レム睡眠とノンレム睡眠

ノンレム睡眠とは

人間の睡眠には2つの種類があります。大脳が休息している「ノンレム睡眠」と、睡眠中にもかかわらず大脳が活発に働いている「レム睡眠」です。
レム睡眠のレム(REM)とは、「Rapid(急速) Eye(眼球) Movement(運動)」の頭文字をとったものです。
その言葉の通り、レム睡眠中は眼球が左右にキョロキョロと動いています。
身体の筋肉はゆるんでいるのですが、脳だけは起きているときと同じように活動しているため、眼球が動くのです。
そして、これはレム睡眠が「浅い眠り」だということを意味しています。浅い眠りでは体が十分に休まらないため、夢を見ているうちに疲労を生じる場合があるのです。

“夢疲れ”とレム睡眠

レム睡眠とは

ただし、レム睡眠は無くすべき悪いものであるかというと、そうではありません。レム睡眠にもきちんと役割があります。
脳との関連で言うと、記憶の定着にはレム睡眠が大きく関わっています。起きているときに得た記憶は、いったん整理されたあと脳の海馬という部分に蓄積されます。その蓄積作業は、レム睡眠の間に行われています。
しかし、レム睡眠の時間帯が長いと、目覚めたときの熟睡感が得られなくなります。レム睡眠中は脳が活動状態にあるため、脳の疲れが取りきれないのです。

レム睡眠の長さを測るには

よく寝れている?

以上からもわかる通り、夢を見ることで起こる多くの疲労は、レム睡眠の時間が長すぎるために起こると言えます。
レム睡眠が長いかどうかは睡眠中の脳波を測れば分かりますが、これは手軽な方法ではありません。専門施設に一泊して脳波を測定する必要があります。
そこで、簡易的な方法ですが「夢を覚えている回数」を指標にするのもひとつの手です。一晩に3個以上の夢を見て、それらの内容を覚えているとしたら、それはレム睡眠が長い証拠と言ってよいでしょう。

“夢疲れ”を避ける方法【2】悪夢を避ける

夢を見て疲れてしまう原因として、上記の他に“悪夢”を挙げることができます。
悪夢を見ている間は体がこわばるため、良い夢を見ている時よりも疲労感が残るのです。
それでは、何が原因となって悪夢を見てしまうのでしょうか?

睡眠時の不快感

うつぶせ寝は危険

うつぶせに睡眠を取ると、胸式呼吸になり肺が充分に膨らまず、酸素供給能力が低下し、「苦しい」という感情が生まれてしまいます。
また、身体を締め付ける衣類や、寝心地のよくない寝具を使うことも同じ結果を招きます。
この状態が続くと睡眠レベルが下がり、人は浅い眠りに入ります。
その結果、寝苦しさと浅い眠りが相まって、悪夢を見てしまうのです。

精神疾患

うつ病による不眠

うつ病等の精神疾患からくる不眠の場合には、もともとの眠りが極めて浅いため、夢を見やすく、脳が不安あるいは不安定状態にある病なので、非常に悪夢を見やすい状態が続きます。
精神疾患が完治するまでは、睡眠導入剤等でなるべく深く眠るなどの対処療法が有効です。

就寝環境

就寝環境も大事

睡眠直前に食事をとってから寝ると、悪夢を見やすいと言われています。
睡眠中に胃が消化モードにはいると、胃に血液が集中し、脳の活動にまで血が回らなくなります。
その結果、脳が限られた活動しかできずにストレスが発生し、結果として悪夢に繋がってしまうのです。

アルコール

寝酒はNG

また、アルコールの摂取も悪夢を引き起こす原因の一つです。
アルコールには睡眠を誘因する作用がありますが、同時に睡眠を浅くもします
眠りが深いノンレム睡眠に落ちる事を妨害してしまう作用があるのです。
寝酒の習慣がある方も多いかと思いますが、眠りの質を考慮すると、避けたほうが良いでしょう。

まとめ:夢を見ないようにする方法

夢を見すぎて疲れてしまうという場合、夢を見ないようにするというよりも、レム睡眠を減らすことと悪夢を避けることが現状の改善に繋がります。
対応策は共通して、睡眠の質を上げることです。
ストレスフリーな睡眠環境を保って、厄介な“夢疲れ”を退治しましょう!

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