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ストレスと睡眠の関係とは?自分の体とうまく付き合う方法

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ストレスと睡眠の悩み

睡眠にはストレスが大きく関係しているというのをご存じでしょうか。
仕事や人間関係などから大きなストレスを抱え、睡眠時間が不足した状態が続くと疲労がなくならないだけでなく、不眠になったり睡眠の質も低下する原因になるといわれています。

そこで知っておきたいのが、ストレスと睡眠の関係性や上手な付き合い方。
ストレスと睡眠の関係性や付き合い方を知って、社会生活にうまく活用してみてください。

ストレスが人間の体に与える影響

人間がストレスを感じると、体の中で様々な変化があります。

ストレスを感じると脳や体内の様々な臓器から、ホルモンや神経伝達物質などが分泌されます。

分泌されたホルモンや神経伝達物質は、脳を活性化させたり、ストレスに対応できるように体を調整するなどの様々な働きをします。
しかし、慢性的で過度なストレスは、臓器の働きを狂わせ、免疫力の低下から自律神経に影響し躁鬱症状まで引き起こすといわれています。

ストレスは精神面にも影響する

ストレスによる影響は体だけでなく、精神面にも影響します。

心と体はいつも表裏一体であるため、そのバランスを崩してしまうと、寝不足になったり、良質な睡眠を作ることができなくなったりするなど、精神的にも健康的な状態を保つことができなくなります。

ストレスは睡眠によって解消されるか

ストレスで違和感を感じる男性
睡眠時間は脳のリフレッシュ時間です。

体の中で発生した老廃物は、体中をめぐるリンパという器官が血管に作用して体外へと除去しています。しかし脳にはそのクリーニングの働きをするリンパがめぐらされていません。

では脳はどのように老廃物を除去するか。それが睡眠です。

脳は頭蓋骨に包まれて、その中を脳脊髄液という液体が満たし脳を守っています。この脳脊髄液が、脳にはないリンパと同じような働きをしていることが最近の研究で分かってきています。

常に脳脊髄液に囲まれている脳ですが、覚醒している間は脳が働いているため、脳脊髄液によるリフレッシュは効率的に行われません。寝ている時間に脳脊髄液は細胞の隅々まで浸透し、脳で発生した老廃物をクリーニングしているのです。

このリフレッシュ作業はストレスによるホルモンの活発を抑制してくれます。良好な睡眠は脳のリフレッシュ機能を促進し、ストレスホルモンを抑制してくれているのです。

参照:TED:Jeff Iliff 「よく眠ることが大切なもう一つの理由」

そもそもストレスがあると睡眠に影響があるのか

ストレスがあるとなかなか寝付けなかったり、眠りが浅くてスッキリしないことがあります。

これは、脳内の興奮作用であるドーパミンやノルアドレナリンが作用しているといわれています。
ドーパミンやノルアドレナリンなどのホルモンが活発に活動すると、脳内がいつも覚醒した状態、つまり寝付きが悪くなり、体が寝ていても脳は起きている状態になります。

この状態が一般的にいわれている浅い睡眠を作り、脳を充分に休ませることができなくなるといわれています。

レム睡眠は記憶の整理をしている時間

睡眠には、レム睡眠とノンレム睡眠と呼ばれる、睡眠時の状態があります。
寝ているように見えても、「レム睡眠」と呼ばれる浅い眠りの状態は、記憶の整理をしている状態であり、脳が十分にリフレッシュ出来ていません。

夢を見ている時間は、この「レム睡眠」の時間にあたり、しっかり眠れているとは言えません。

脳が休めない状態が長期間続くと、脳のリフレッシュも効果的に行われず、老廃物のアミロイドベータという成分が作られ、貯蓄します。脳内で蓄積された老廃物のアミロイドベータは時間とともに私たちの脳に作用し、最終的には認知症になるリスクまで高めてしまうのです。

ストレスと上手く付き合う方法

ストレスから離れたい
ストレスはあなたにとって悪い影響ばかりではありません。

スポーツでいい結果を残したい場面や、大勢の前でスピーチする場面などは、運動能力や学習能力、記憶力に作用するドーパミンやノルアドレナリンなどの神経伝達物質が集中力を高めてくれます。
長時間のストレスはマイナスな影響がありますが、場面によってはプラスな影響になる場合もあります。

ストレスをゼロにするのは難しいが、少なくすることはできる

マイナスな影響が多く注目されるストレスは、社会生活と密接に関係しているため、現代社会で完全にストレスをゼロにすることは難しくなっています。

しかし、ストレスに対する考え方や扱い方を少し変えるだけで、あなたへのストレスによる影響は大きく変わります。
ランニングウォーキングなどのリズム運動でストレスを抑えるセロトニンを分泌させたり、趣味活動に打ち込み気分転換を図ったり、瞑想や、深呼吸をすることも効果的なストレス解消方法だと言われています。

ストレスが自分の身にかかる環境を少しでも変え、ご自身の体と心をケアするように心がけましょう。

まとめ

ストレスは睡眠に影響する要因の一つです。
現代社会で生活するには、完全に切り離すことができないストレス。しかし、このストレスを軽減することで、睡眠の質を改善に繋げることができます。

まずは軽いウォーキングや取り組みやすく気分転換できる何かを見つけ、実践してみてはいかがでしょうか?

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