食後の寝る向きに注意するのは何故?右と左どちらを下にするのか解説

食後の寝る向きに注意するのは何故?右と左どちらを下にするのか解説

食後の寝る向きに注意するのは何故?

食後に少し休みたくなった時、寝る向きを間違えてしまうと体に悪影響を及ぼす可能性があります。人間の内臓は左右対称にできていないため、負担のかかり方が変わってくるからです。

食後にすぐに寝てしまうと、消化能力が十分に発揮できないだけでなく、睡眠の質自体が落ちるなど、デメリットが存在するのもポイントになってきます。

この記事では、食後すぐに寝るとナゼよくないのか、寝る時の向きは左右どちらがいいのかなどについてご紹介していきます。

食後すぐ寝るのはどうしてよくないの?

食後すぐに寝るのはよくないとされていて、根拠も存在します。
注意したいのは、寝るのが駄目だからといって、動くのが正解とは限らないことです。

しっかりと消化のメカニズムを理解する必要があります。

胸やけ注意!逆流性食道炎を起こす!?

食後にすぐに寝るのが体に悪いのは、食べ物を消化するための胃液が食道などに入り込み、炎症を起こすことがあるからです。

胸やけだと思っていた症状が、実際には食道の炎症によって起こっていたというケースもあります。

逆流性食道炎という病気もあるので、食後すぐ寝るような習慣自体を、見直した方が良い場合があります。

食後すぐに眠ると太りやすくなる?

食後すぐに眠ってしまうと、血糖値のコントロールや代謝などが難しくなります。

起きていればエネルギーを消費する使い道が多く、無駄なくエネルギーを使えるようになります。しかし、眠っている場合は、ゆっくりでも食事の消化が進み、使いどころのない血糖が脂肪にかわりやすくなるからです。

肥満が気になる場合は、食後に休むタイミングをチェックする必要性があります。

夜寝る前は3時間前に食事を済ませるのがベスト!

食べ物の消化にかかる時間は、食べ物の内容によって異なります。

果物であれば20分から30分程度、野菜であれば1時間から2時間程度、ごはんやうどんなどの炭水化物は2時間から4時間程度と非常に長くなっています。肉などのたんぱく質を消化させるには4時間から6時間もの時間がかかります。

多少の仮眠なら影響は少ない

食後の仮眠で10分から20分程度休むのであれば影響は少ないものの、しっかり休むのであれば身体に及ぼす影響も大きくなります。

夜寝る時は、就寝3時間前には最後の食事を終えておくのがベストです。軽食で済ませるのであれば、量や内容応じて30分から1時間を目安に、起きている時間を調整するのがおすすめです。

横を向いて寝る時の左右にこんな違いが!

身体の仕組みと構造に注意!

食後に横になって眠る場合、向きによって大きな違いがでてきます。

注意したいのは、人によって左右逆向きの方が良いケースがあることで、自分の体質にあわせて選択することが重要になってきます。

左側を向いて寝る場合

食べ物は胃腸を通る時に、左から右に流れていきます。

右向きに寝ると食べ物が腸に向かいやすくなりますが、一方でその構造上の理由から、逆流性食道炎がおきやすくなるというデメリットがあります。胃の形は左右対称ではなく、右向きに寝れば腸だけでなく食道にも食べ物が戻りやすくなってしまうからです。食べ物と同時に胃酸が食道に流れ込み、食道に炎症を起こす危険性がでてきます。

左向きに寝れば胃のふくらみの部分に食べ物が収まるため、逆流性食道炎がおきにくくなります。ただし、腸に食べ物が流れづらくなり、消化機能の妨げとなる場合があります。

右側を向いて寝る場合

健康的な消化器を持つ人や、胃下垂の人は右側を向いて寝る方が良いとされています。

メリットとデメリットは左向きと逆になりますが、健康な人であれば、下部食道括約筋がしっかりと働き、胃液や胃の内容物が逆流して食道にダメージを与えないといわれています。
下部食道括約筋とは、食道と胃のつなぎ目にある筋肉のことで、胃や食道が弱っていると、この筋肉の働きが衰えた状態になり、食べた物が逆流しやすくなります。

一般的に、右側を向いて寝る方が、食べ物が腸に流れやすくなるため、消化不良がおきにくい等のメリットがあります。

寝る前に気をつけたいコトは何があるの?

寝る前に気をつけることとは、どのようなことでしょうか。

ここでは、寝る前の過ごし方と休憩のとり方をみていきます。

食後の過ごし方

寝る前に注意したいのが、食後すぐに動いた場合も消化不良が起きやすくなるなど、体に悪影響を及ぼす危険性があるということ。

『食べた後にすぐに寝ると牛になる』という言葉もあり、牛になる=太るというイメージがつきがちです。

しかし、食べ物の消化には消化液を分泌するためのエネルギーも必要で、すぐに激しい運動をすると、消化器にいくはずの血液が不足して、消化管の血流不足から消化不良がおきやすくなり、かえって太る原因にもなります。

寝る際の左右が気になるからといって極端に動いても、デメリットの方が大きくなります。

“寝る”と“横になる”の違いとは

寝るとは、眠ることによって意識がなくなる状態を指します。
意識がなくなると、体はリラックス状態になろうとしますが、胃に食べ物がある場合は、消化のための活動などをしなければならず、リラックスしきれないのがポイントになります。

横になるのは意識がある状態を指し、いつでも活動に移れる状態を指します。
目を閉じていても、意識があれば眠ったことにならないのがポイントです。目を閉じているだけ、横になっただけでも、体力はある程度回復するため、うまく使い分けるのがおすすめですね。

こんな病気にご用心!寝る姿勢に着目

胸やけや逆流性食道炎の可能性も!

寝る姿勢によっては、身体の不調や病気につながる可能性もでてきます。

胸焼け

食事の量が多すぎる場合や、油ものや肉などに偏った食事をすると胸焼けが起こりやすくなります。

食べ物を見ただけで胸焼けがするのは、実際に胸やけをした時のことを思い出したり、想像したりしてしまうから。

左側を向いて寝るクセがついている場合は、消化不良が原因で胸焼けが起こっている可能性が高くなります。

肥満

肥満は消化不良によって起きることもあります。

消化不良は短時間の仮眠で起きるリスクは低く、食後にしっかりした睡眠をとると発生のリスクが高まります。

また、左向きに寝ると消化不良が発生しやすくなることもあるため、注意してください。

逆流性食道炎

逆流性食道炎は、胃液が食道に逆流し、食道にダメージを与えると発生する病気です。

胃液の影響で食道が炎症を起こしてしまい、放置すると内部出血が起こり、ガンなどの重大な疾患が発生しやすくなります。食道は胸の辺りまで伸びているだけでなく、痛みを感じる神経が発達していないため、胸焼けと勘違いしやすいのが特徴。食直後右向きに寝ると起こりやすくなります。

胸部やみぞおち辺りに違和感がある場合は、医師の診断を受け、治療することが必要になります。

寝る向きを考えて休息を!

食後に寝る向きは、思っている以上に身体に大きな影響を与えます。

どの程度寝るのか、食後の寝る前にどの程度時間を置くかも重要で、仮眠かしっかりとした睡眠かでも影響の度合いが変わってきます。

普段意識していない寝る向きと習慣が、病気や肥満の原因となっているケースあります。身体への負担を意識して、健康的な生活習慣に変えていき、病気や肥満などの健康リスクを予防・回避していきましょう。

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