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睡眠中には大切なホルモンが分泌!その種類と作用についてまとめ

投稿日:2018年6月19日 更新日:

眠る親子

眠り始めるとともに一気に深い睡眠に入り、そこからは浅い眠りと深い眠りを繰り返すのが、睡眠の流れです。この間に、身体や脳の休息と疲労回復、成長に欠かせないホルモンが分泌されています。一方で、体内リズムを調整するためのホルモン分泌にも変化が見られます。

この記事では、睡眠中に分泌される成長やメンテナンスに関わるホルモンについて、その種類作用をご紹介していきます。

睡眠時に分泌されるホルモンの種類

それぞれ大切な役割を担うホルモンには、どんな種類があるのでしょうか。ここでは、睡眠時に活発に分泌されるホルモンについてご紹介します。

睡眠を司るホルモン

メラトニン睡眠ホルモンと呼ばれており、メラトニンの生合成が促進されることによって夜の眠りを誘います。睡眠が浅かったり、眠りにつけなかったりする人は、寝室に光がさしていないかを確認してみてください。

スマホやテレビなどをつけて寝ていませんか?電気をつけて眠っていませんか?環境光は、脳の松果体という部位に刺激として伝達されると、メラトニンの分泌量を抑制するということがわかっています。メラトニン量が不足していることが原因で良い睡眠を得られていない人は、環境光を改善すれば、お悩みが解消できるかもしれません。

大事な成長ホルモン

良い睡眠を得られている状態は、入眠直後に深い睡眠に陥り、その後浅い睡眠と深い睡眠を繰り返しています。このうち、入眠直後の深い睡眠の間に、成長ホルモンがもっとも多量に分泌されているのです。そして、成長ホルモンの分泌量に関係しているのが、今回ご紹介するメラトニン、セロトニン、コルチゾールというホルモンとされています。

起きるためのホルモン

朝日を浴びると、セロトニンというホルモンの分泌が促されます。メラトニンが体内時計を調節するために分泌されるホルモンである一方で、メラトニンはセロトニンから合成されています。メラトニンを生合成するには、日中にセロトニンが作られていないと、体内時計がうまく保てなくなってしまうのです。

このように、セロトニンとメラトニンは、朝起きるために双方が関連しています。そして、このことから、メラトニン量を十分に保つためには、日中は明るいところで活動し、夜は部屋を暗くして眠るという生活習慣が崩れないようにすることが大切だといえるでしょう。

高齢になるにつれて、朝起きる時間が早くなり睡眠時間が短くなるのは、メラトニンの分泌量が関係していることが多くなっています。加齢により減少するメラトニンは、体内時計を調整する役割をしているホルモン。また、高齢になるとセロトニンの量も減少するため、このことがメラトニン量の変化に直接関係してしまうことになります。

メラトニンについて知ろう!

ハンモックで眠る

メラトニンとは体内時計を季節問わず調節する機能をもつホルモン。夜になると、脳の松果体という場所から分泌され、朝に光を浴びるとメラトニン分泌が止まる仕組みです。こうして、朝と夜のメラトニン分泌量を環境光によってオン・オフと切り替えるおかげで、日の長さが季節とともに変わっても体内時計が狂いにくく調節できています。

いつ分泌されるのか?

メラトニンは夜になると分泌されますが、突き詰めていえば、朝目覚めてから14〜15時間経つと分泌されることに。ただし、環境光によって分泌するスイッチが切り替わることから、明るい部屋で寝る、スマホやテレビを見ながら寝るような環境下にいると、気持ちは眠りたいのに体の入眠準備が整いません。結果的に体内時計が狂ってしまう原因になってしまうことがあります。

メラトニンの作用とは

メラトニンが分泌されると、深部体温が下がり入眠の準備をし始めます。併せて、抗酸化作用によって細胞に蓄積された老廃物を排出するよう促し、翌朝に疲れが残らないように体のメンテナンス機能を持っています。

成長ホルモンについてわかりやすく

成長ホルモンはいつ分泌されて、どんな効果をもたらしてくれるのか、詳しくご紹介していきます。

どんなタイミングで分泌するの?

成長ホルモンは、起きている最中も1〜3時間ごとに分泌されるのですが、就寝中の分泌頻度・分泌量がもっとも活発です。子供の成長と大人の細胞を再生する疲労回復を支えているのも、成長ホルモンの大きな役割なのです。成長ホルモンの分泌を促して体の成長を促進させるには、良質な睡眠によって体内リズムが調節されているからこそできることになります。

成長ホルモンの効果について

成長ホルモンは細胞を再生し、日中の活動時に蓄積した老廃物や酸化物質の排出を促します。また、脂肪の燃焼を効率良いものにするのも成長ホルモンの役割です。寝付きが悪い、就寝中に起きてその後眠れないなど、ぐっすり眠ることができていないと感じているのであれば、疲れが溜まりやすく、痩せにくいまたは太りやすいという悩みも同時に生まれる可能性が高くなっています。

コルチゾールってなんだろう?

足を上げて眠る猫

コルチゾールとはホルモンの一種。腎臓の副腎皮質から分泌されるため、副腎皮質ホルモンに分類されます。コルチゾールも、睡眠の深さによって分泌量に変化の見られるホルモンです。

分泌のタイミングとは

コルチゾールは覚醒時や睡眠の浅い時に分泌される傾向にあります。深い睡眠時には成長ホルモンが大量に分泌される一方で、コルチゾールの分泌量は制限されるのです。覚醒時には、コルチゾールの分泌が活性化され血圧が高くなり、体が起きる準備を始めます。

コルチゾールは、下垂体にある副腎皮質刺激ホルモン「ACTH」によってコントロールされています。さらに前の段階では、視床下部のCRHホルモンが、ACTHをコントロールしています。このことから、コルチゾール値を測定する際は生体反応の末端にあるコルチゾール値のみではなく、ACTHホルモンの値も併せて測定します。分泌量については、コルチゾール値が高すぎても低すぎても、疾患に対するリスクが高まります。例えば、コルチゾール値が上がると血圧・血糖のレベルも比例して上昇し、免疫機能が落ち不妊症状や身体の不調につながります。

コルチゾールの役割について

コルチゾールは炭水化物・脂肪・タンパク質の代謝をコントロールするホルモンです。私たちが食物からエネルギーを作り出すことや、エネルギー産生の結果作られた代謝産物を排出するためには必要不可欠なホルモン。それと同時に、ストレスホルモンとしても知られている側面があり、ストレスによっても分泌されます。コルチゾール値が高値になると、脳の海馬が萎縮することも明らかになっています。

睡眠とホルモン分泌は密接に関係している

睡眠中に分泌が促されるホルモンがある一方で、抑制されるホルモンもあり、今回はそのどちらのタイプもご紹介しました。どのタイプのホルモンも、成長や心身のメンテナンスを行うという、睡眠の本来の役割を叶えるために、相互作用しているのがわかったのではないでしょうか。また、年齢や環境によってもその分泌量は異なってきますので、睡眠にお悩みの人は、寝室の環境や日中から夜にかけての生活リズムを見直してみてはいかがでしょうか。

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