8時間の睡眠をとる方なら、1日の3分の1の時間を寝室で過ごすことになります。しかし臭いが気になるようでは、快適に眠れませんね。質の高い睡眠をとるためにも、寝室の臭い対策をしておきましょう。
この記事では、寝室が臭ってしまう原因と対策方法についてご紹介します。
寝室がくさい原因はコレ!
寝室の臭いには、いくつかの原因が考えられます。当てはまるものがないか、確認してみましょう。
人が発する臭い
1つ目に考えられる原因は、体臭や口臭といった人が発する臭いです。寝室では長時間過ごすので、どうしても体臭がこもりやすくなっています。
加齢臭や、歯周病による口臭が枕カバーやシーツ、布団に染み付いている可能性を考えてみましょう。
カビが発する臭い
湿気が多い部屋や、梅雨のジメジメした季節は、カビが臭いの原因ということも考えられます。特に布団を敷きっぱなしにしている場合は、カビが発生しやすいので注意が必要です。
雑菌の臭い
睡眠中はコップ1杯分もの量の汗をかくといわれており、汗を栄養源として雑菌が繁殖している可能性もあります。汗そのものにはそれほど臭いはありませんが、雑菌が繁殖するときに発する物質が臭いの原因となります。
ペットの臭い
ペットを室内で飼っているご家庭なら、寝室にペットが入ってくることもあるでしょう。臭いの原因はペットの体臭かもしれません。
その他の臭い
これ以外に考えられる原因としては、部屋に染み付いたタバコ臭、食べ物を放置している臭い、外部から入ってくる臭いといったことが考えられます。
寝室の臭いの対策方法8選!
寝室の臭いの原因に見当がつけば、効果的なニオイ対策が見つかります。寝室の臭いを除去する方法を8つご紹介します。
換気をしっかりする
寝室は呼吸や汗で湿度が高くなりがちです。湿度が高いとカビの原因になり、雑菌も繁殖しやすくなります。防犯上の問題で寝るときは窓を閉める方が多いかもしれませんが、朝起きたら窓を開けて換気をしましょう。部屋に風を通して湿気がこもらないようにしてくださいね。
寝具を清潔に保つ
寝ている間には汗をかくので、寝具は雑菌が繁殖しやすいです。シーツや枕カバーはこまめに洗濯しましょう。
また、布団は湿気を含みやすく、菌やダニの温床となりやすいので、週に1回は天日干しをするといいでしょう。雨が多く天日干しが難しい季節は、布団乾燥機の利用がオススメです。
寝室の掃除を行う
ベッドは簡単に動かせないので、床に埃がたまりがちです。臭い対策のためにも、寝室の掃除はマメにおこなって、部屋を清潔にしておきましょう。
空気清浄機を使う
寝室で空気清浄機を使えば、気になる臭いを除去してくれます。空気清浄機は臭いだけでなく、花粉やハウスダストも除去してくれますので、ご家族の健康のためにもオススメです。
空気清浄機には、カビ菌の増殖を抑えるものや、加齢臭に効果があるものなど、機能が充実したタイプもあります。臭い対策にいろいろな方法を試しても効果が感じられない場合は、空気清浄機の使用を検討してみてはいかがでしょうか。
消臭剤を使用してみる
布団や枕はなかなか洗えないので、布用の消臭スプレーを使ってみてはいかがでしょうか。シーツはこまめに洗濯するのが理想的ですが、天気が悪い日や即効性を求めるときは、布用消臭剤を利用して嫌な臭いを手軽に除去しましょう。
アロマを試してみる
消臭剤や芳香剤の人工的な香料が苦手な方は、アロマを試してみてはいかがでしょうか。
アロマオイルの中には、ペパーミントやラベンダーのように消臭効果が高いと言われるものもあります。ラベンダーには安眠効果もありますので、寝室での使用に特にオススメです。
タイマー式でキャンドルがいらないアロマディフューザーなら、就寝時に使っても安心です。寝室にアロマの香りが漂えば、リラックスして眠りにつけるでしょう。
身体のニオイのケアをする
身体から発するニオイを大きく分類すると、「汗のニオイ」「ミドル脂臭」「加齢臭」の3つがあります。汗のニオイが原因の場合は、毎日お風呂に入り、身体を清潔に保ちましょう。
30~40代特有のミドル脂臭は後頭部や首から発する臭いです。枕が臭いという場合は、このミドル脂臭が原因と考えられます。ミドル脂臭をケアするシャンプーもありますので、丁寧に洗髪して頭部を清潔に保ちましょう。
加齢臭は耳の後ろや背中、頭皮、Tゾーンなど、皮脂の多い部分から発生しやすくなっています。シャワーを浴びるだけでは取れないので、丁寧に洗いましょう。また、加齢臭には、身体の酸化を防ぐための対策も効果的です。ビタミンCやビタミンEなど抗酸化作用が高い食品を積極的に摂取したり、有酸素運動をおこなったりして、身体の内側からも加齢臭を防ぎましょう。
ペットのケアをする
寝室の臭いはペットが原因と考えられるなら、こまめにブラッシングをしましょう。汚れや抜け毛を取り除けるので通気性がよくなり、臭いの軽減につながります。濡れたガーゼやタオルで身体を拭いてあげたり、定期的にシャンプーをしたりして清潔を保ちましょう。
快適に眠るために…
この記事のポイントは下記の3点です。
- 寝室は湿度が高くなりやすいので換気が大切
- 寝具は雑菌が繁殖しやすいので洗濯や天日干しを
- 体臭はタイプに合わせて効果的なケアを
寝室が臭うなら、その原因をつきとめて対処するのが効果的。カビや菌が原因の場合、臭いだけでなく健康にも影響を及ぼす可能性があります。寝室の気になる臭いを取り除くには、換気と寝具の洗濯・天日干し、掃除が重要です。快適に眠れるように、におい対策をしてくださいね。