初のお泊りデートだけど、すっぴんを見せるのはちょっと抵抗がある……、そんなときアナタならどうしますか?普段から化粧し慣れている女性にとって、メイクを落とさずに眠るというのは考えづらいことですよね。
今回は、就寝時に化粧を落としたほうが良い理由と、デートでも活躍する寝化粧について解説します。
寝る前に化粧を落とす理由とは?
寝る前に化粧を落とすのは当然という意識がありますが、そもそもなぜ、その必要があるのでしょうか?
お肌へのダメージが!
化粧をしたまま眠ると、肌は「乾燥」「くすみ」「炎症」といったダメージを受けてしまいます。メイクで毛穴が塞がった肌は、汚れ、皮脂、汗、角質などが混ざって菌が増殖しやすくなるため、洗顔しないとこれらが乾燥やくすみの原因になるのです。また、毛穴が広がりやすくなるためニキビの心配も……。さらに深刻な場合は感染症になる可能性もあります。
ダメージの原因は?
肌は夜になると保湿機能が低下します。汚れが付着したままだと保湿が持続できなくなり、翌朝にはカサカサの乾燥肌状態になることも。一度、乾燥状態に陥ってしまうと念入りに保湿しても効果が出にくくなり、皮膚に溜まった角質が肌をくすませてしまうこともあります。
寝る前は化粧をしっかりオフする!
メイクを落とさずに寝るとさまざまなダメージがあるとわかりましたが、どのようなメイク落としが一番お肌に良いのでしょうか?
クレンジングのススメ
化粧を落とすにはまず、クレンジングが必要ですよね。クレンジングにはいくつかの種類があるので、ご自分の肌質や使用コスメに合ったものを選ぶと良いでしょう。
ここでは、それぞれの特徴をご紹介します。
■オイルタイプ
特有のべとつきがありますが、油性系のメイクとは馴染みやすく、落としやすいことが利点です。
■ジェルタイプ
プルンとした瑞々しい感触が特徴。オイルイン、オイルフリーのタイプがあるので使い分けると良いかもしれませんね。
■リキッドタイプ
水分ベースのさらりとした使用感が特徴です。
■クリームタイプ
クリームなのでお肌に馴染みやすく、摩擦が起きにくいのが特徴です。
■ミルクタイプ
クリームよりさらに滑らかな感触で、乾燥肌の方にもおすすめ。
■シートタイプ
いざというときにも役立つ拭き取り式のクレンジング。時短をしたい方にはピッタリです。
しっかり洗顔をする
クレンジングとともに重要になるのが「洗顔」です。ゴシゴシと強く摩擦したり熱いお湯で流したりするのはNG!過剰な刺激を与えてしまい必要以上の皮脂が流れ出てしまいます。これらは洗顔後の保湿ではカバーできずお肌がダメージを負う原因となってしまうので要注意です。
正しい洗顔は、まず手を洗うところから始まります。手順を見ていきましょう。
- 手の雑菌を落としたら洗顔料をよく泡立て、まずはTゾーンを洗います
- その後、口元や目元といった敏感な箇所に泡をのせていきます
- 泡が顔全体に行きわたったら、33℃~36℃程度のぬるま湯で20回ほどすすぎます
- 最後は清潔なタオルで押さえるように水分を拭き取って完了です
保湿を忘れないで!
洗顔後は水分が失われがちなので、早めに保湿するようにしましょう。肌は異物や刺激から身体を守る「バリア機能」を備えていますが、乾燥するとこの機能が低下してしまいます。バリア機能が働かなくなると、くすみ、小じわ、シミなどの原因になってしまうので注意が必要です。
また肌は定期的にターンオーバー(新陳代謝)していますが、乾燥はこの周期を乱してしまいます。乾燥で硬くなった角質は化粧水の浸透の妨げにもなるのでは、日ごろから十分な保湿を心がけたいですね。
お泊りデートで寝化粧がしたい!
やはり寝る前には化粧を落とさなくてはいけない……、そう思う方も少なくないのではないでしょうか?しかしお泊りデートでのすっぴんはやはり勇気がいるもの。
なんとかメイクをしたまま過ごせないだろうか……と思う方にオススメなのが、すっぴんメイクとも言われる「寝化粧」です。
すっぴん風メイクをしよう
寝化粧は、お風呂後のすっぴんをカバーする薄めの化粧のこと。女性誌の調査ではなんと約6割の女性が寝化粧をしているのだそうです。
寝化粧の目的は「すっぴんのように見せること」なので、日中にしているメイクのようにしっかりファンデーションを塗る必要はありません。あくまで「すっぴん風」を心がけることがポイントとなります。
手軽にできて、お肌に優しいものを
すっぴん風メイクと聞くと難しそうに感じますが、現在ではテクニックがなくても手軽に寝化粧できるコスメが揃っています。美容液成分やスキンケア効果を含む商品もあるので、肌質改善としても役立ちます。
メイクをしたまま翌朝まで過ごすので、手軽にできて低刺激なコスメがおすすめです。ファンデーションは敏感肌用に開発されたBBクリームを使う方が多く、仕上がりにパウダーをはたくと美肌効果もあります。手軽に済ませたいときは、オールインワンタイプのクリームやジェルが役立つかもしれません。
ポイントメイクを押さえる
メイクを落としたら眉毛がなくて、彼氏にひかれてしまったという話をよく聞きますよね。寝化粧をするときはポイントメイクを押さえることが重要です。すっぴんだとぼやけてしまう各パーツをしっかり引き立てるには、ポイントメイク方法にコツがあります。
■眉毛
皮膚に着色するタイプの眉毛ティントを使うと良いでしょう。普通のアイブロウで薄く描いた眉は寝返りで消えてしまう可能性があります。
■アイライン
リキッドタイプでくっきり引くとしっかりと化粧している印象を与えてしまいます。ブラウンのペンシル型アイライナーを使って、目のキワに細く入れるとナチュラルな印象になります。
■唇
ほんのり色づくリップクリームを使うと好印象です。血色がよく見えるだけでなく、リップ本来の保湿成分でカサつき防止にもなります。
寝るときはお肌も休ませて
すっぴんは避けたいというときに大活躍する寝化粧。これでお泊りデートも怖くないですよね。とはいえ、寝るときはお肌も休めてあげなければいけないので、低刺激の優しいメイクを心がけるのが鉄則です。寝化粧した翌朝は、もちろんクレンジングでオフするのも忘れずにしてくださいね!