いびきをかく理由について身体と生活習慣に分けてわかりやすく解説!

いびきをかく理由について身体と生活習慣に分けてわかりやすく解説!

パートナーのいびきがヒドイ

いびきはご自分の睡眠の質を下げるだけでなく、一緒に寝ている家族を悩ませ、生活習慣病や深刻な病気とも関連があるといわれています。いびきについてしっかり知ることは、ご自身だけでなく、家族の健康を守るためにも大切です。

今回は、いびきが起こる理由について身体の特徴や生活習慣と、いびきが起こる危険な病気について解説します。

いびきが起こる理由~身体編~

いびきにはさまざまな原因が考えられ、体の特徴がいびきの原因になっているケースがあります。まずは口や鼻、骨格などがいびきにあたえる影響を見ていきましょう。

口や鼻の特徴

いびきが起きやすい口の特徴は、口の中が小さいことが挙げられます。口腔内が小さいと舌が上気道を塞ぎやすくなり、いびきをかきやすくなるのです。また、生まれつきや炎症などで、扁桃腺が肥大している人もいびきをかきやすくなります。

いびきにつながる鼻の特徴は、炎症を起こしていることです。炎症を起こした鼻は腫れて空気の通りが悪くなり、口呼吸につながりやすくなっています。また、いびきをかく人の中には、鼻の真ん中の仕切りが曲がる“鼻中隔湾曲症”という疾患を持つ人もいます。鼻の中の空気の動きが正常でなくなり、結果的にいびきをかく原因になるのです。

骨格の特徴

いびきは骨格の特徴とも密接な関係があり、顎が小さい人は口の中も小さくなります。舌は顎が大きい方の場合、通常であれば下の歯の後ろ側のスペースに収まりますが、顎が小さい方の場合うまく収まりきらず、上気道が狭くなってしまいます。睡眠中は、さらに喉の方に舌が落ち込み、いびきにつながってしまうのです。

いびきが起こる理由~生活習慣編~

タバコ

いびきはさまざまな原因によって引き起こされますが、生活習慣もいびきに影響を与えます。どのようなことがいびきと関係するのでしょうか。

寝酒をする習慣がある

アルコールの摂取はいびきの増大に影響を与えます。アルコールには筋肉の弛緩作用があり、それによって舌が喉の奥まで下がってしまい、気道が狭くなりいびきが発生するのです。また鼻の中の血管が膨張し、鼻腔が狭くなることもいびきにつながってしまいます。このことからも、寝る前にお酒を飲む“寝酒習慣”は睡眠の質を大きく下げてしまうといえるでしょう。

肥満傾向がある

肥満はいびきの原因の一つです。肥満によって喉の周りに脂肪が付着して、気道周辺の組織が肥大することで気道が狭くなってしまうことが原因になります。首や喉の周りの脂肪が増えると、いびきを防ぐという点から見ても注意が必要です。いびきを防ぐためにも、太り過ぎには注意してくださいね。

ストレスや疲れを溜めやすい

ストレスもいびきの原因になります。疲労やストレスを感じているときは脳がより酸素を必要とするので、睡眠時の呼吸が鼻呼吸から口呼吸になりがちです。これにより舌が上気道を狭くしてしまい、いびきにつながります。またストレスにより睡眠時に筋肉が弛緩することも同じ原因で、いびきを促進します。ストレスによりいびきが発生すると睡眠の質が落ちて、ますます疲れやすくなったり、ストレスを感じたりするようになるので、適度にリフレッシュして睡眠の質を保つようにしましょう。

喫煙する習慣がある

タバコは鼻や喉の奥の粘膜を刺激し、慢性的な炎症を起こしてしまいます。また咽頭扁桃も腫れるので、空気の通り道が狭くなりいびきにつながるのです。禁煙は肺がんなどのリスクを軽減するだけでなく、いびきを抑制し、ご自分や家族の快眠にも効果があるといえるでしょう。

寝姿勢が仰向けである

寝るときの姿勢もいびきに関係します。仰向けに寝ると舌の付け根が喉の奥に落ち込みやすくなってしまい、いびきにつながってしまうのです。対処法として、布団に横向きに寝るといびきが改善する場合があります。いつも仰向けに寝ていて、家族からいびきを指摘されたり、なんだかあんまり眠った気がしなかったりする場合は一度、横向きに寝ることを試すのもいいでしょう。

危険ないびきはコレ!

身体を蝕む病気

いびきは体の特徴や生活習慣によるものだけではありません。恐ろしい病気のサインになっていることもあります。特に睡眠時無呼吸症候群や脳神経系の疾患が疑われる場合は、早急に医療機関に掛からなければなりません。

睡眠時無呼吸症候群

睡眠時無呼吸症候群は英語でSAS(Sleep Apnea Syndrome)と呼ばれる、睡眠時に呼吸が止まってしまう病気です。SASになると慢性的な睡眠不足になり、疲労感やストレスを覚えるだけでなく、日中の活動が阻害されてしまいます。強烈な眠気に襲われるので、日中の仕事の失敗や事故につながりかねない恐ろしい病気です。呼吸が止まる、いびきをかくときは睡眠時無呼吸症候群を疑い、内科、呼吸器科、睡眠外来などを受診し、治療をするようにしてください。

脳神経系の疾患

脳神経系の恐ろしい疾患として脳梗塞、脳出血、くも膜下出血などが挙げられます。実はこれらの病気の症状としていびきが発生することがあるのです。いびきをかくと同時に痙攣や刺激しても起きない状態の場合は、これらの病気の可能性があります。

まずは生活習慣を見直そう!

ときには恐ろしい病気のサインになっている可能性のあるいびきは、ご自分の睡眠の質を低下させたり、家族に迷惑をかけたりしてしまいます。耳鼻咽喉科などに相談したり、家族に耳栓をしてもらったり、自分の口に口呼吸防止テープを使用することも効果を得られやすい対策方法です。

まずは、いびきの原因になっている根本的な体の変調を予防したり、改善したりするためにも、生活習慣を見直すのが大切だといえるでしょう。

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